がん克服【子宮頸がんワクチン対応】世界保健機構(WHO)が日本の対応を非難


 世界保健機構(WHO)のワクチン安全性諮問委員会は、日本で女子頸がんワクチンの接種の積極的な勧奨を中止していることについて、23日までに「若い女性をヒトパピロウイルスによるがんの危険にさらしている」と批判した。

 日本でワクチン接種後に全身の痛みやしびれなどが報告されている問題では、厚生労働省の専門部会がワクチンの成分が原因であることを否定したが、諮問委員会は「ワクチン接種の合意に至っていない」と懸念を示した。また「薄弱な根拠によって有益なワクチンを使わないことは、実質的な損失につながる」と警告した。

 諮問委員会は、フランスの医薬品・保健製品安全庁が約200万人の少女を対象に行った研究でも、接種者と未接種者との間で副作用の調査結果は、ほとんど差がなかったことから、「仮にリスクがあったとしても、接種しない事による不利益が多い。がんを防ぐ利益を勘案すべき」と指摘した。

~がん克服に向かって~

 

 

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