がん克服【口腔外科の名医】
- 2016年09月25日
- がんの名医
佐藤泰則(さとう やすのり)先生
防衛医科大学 歯科口腔外科教授・部長
1949年 神奈川県生まれ。桐朋高校卒。
1975年 新潟大学歯学部卒業。
1975年 埼玉医科大学口腔外科学講座助手。講師。
1985年 防衛医科大学講師、助教授。
2000年 同 教授。防衛医科大学病院歯科口腔外科部長。
実績(7年間)
舌癌76例、下顎歯肉がん25例、上顎歯肉がん18例、口底がん11例、口蓋がん他11例、唾液腺がん18例
年間執刀数(3年間・新鮮例のみ、再発含まず)
舌癌11例、下顎がん4例、上顎歯肉がん3例、口底がん2例、頬粘膜がん2例、唾液腺がん4例。
診察に際して心がける点
①常に、もし自分が患者さんの立場であったらと思って診察する。
②不要な不安を与えないように説明を行う
手術に際して心がける点
①輸血を出来る限りしないように出血を出来るだけ抑える。
②顎口腔機能の温存された手術を行う。
科の特色
近年では口腔がんの治療も、治療方針、治療期間、メリット・デメリットなどを患者さんに十分説明し、価値観などを考慮して患者さん自身が最終的な治療を決定する時代になった。医療の進歩とともに口腔がんの治療も多様化し、施設により治療方法が異なることは珍しくない。当科では、口腔がん症例をたくさん扱っており、良好な治療実績を上げてきている。集学的治療を行い、常に症例各々に適切な治療法を検討し、QOLを重視して治療を行っている。十分なインフォームド・コンセントを行い、最終的には患者さんの意思を尊重した治療内容としている。
名医の条件とは
①医療技術が優れていること。
②最新の知識を持っていること。
③的確な診断・治療を早期に行えること。
~がん克服~