がん克服【胆・管・膵手術の名手】素晴らしい手腕


山本順司(やまもと じゅんじ)先生

防衛医大外科学講座第3教授

1956年 10月5日宮崎県延岡市生まれ

1975年 ラサール学園高等学校卒業

1981年 東京大学医学部卒業

1985年 東京大学医学部第一外科入局

1989年 国立がんセンター中央病院外科

2001年 がん研有明病院消化器外科医長

2002年 同 副部長

2008年 4月防衛医科大学外科学講座第3教授

医師としての手腕と素晴らしい人間性を備えた名医

診察に際して心がける点  正直に分かりやすく説明する。

手術に際して心がける点  丁寧で出血が少なく、正確な手技。

科の特色:切除不能とされるがんにも適応

 当院肝胆膵外科は少ない人数で(スタッフ2人)多くの症例を扱うため1人あたりの手術症例が多く、また手術はほとんど固定されたメンバーで行なわれるため、手技が均一で安定している。術者の経験症例数は肝切除1000例以上、膵頭十二指腸切除400例以上である。出血量(中央値)は通常の肝切除術で600g、膵がんにたいする膵頭十二指腸切除術では700gである。特に積極的に取り組んでいるのは、①解剖学問題で通常は切除不能とされることがある肝門部胆管がん、②難治がんの代表であるすい臓がん、③通常では切除対象としない多発肝転移症例(特に大腸がん)である。

科の症例数・治療・成績

 09年からの3年間の症例数は、肝切除09年49例、10年54例、11年60例と増加している。悪性度の高い通常型すい臓がんの切除数も、18例、20例、26例と増加。胆管がんでは特に、中部から上部・肝門部胆管症例の増加傾向が顕著である(3例、3例、10例)。胆道・膵のの悪性腫瘍に対しては、血管合併を伴う手術や肝膵頭十二指腸切除術を積極的に行っていて、高度な切除・再建技術に裏付けされた手術の安全性は高い(死亡率0%)。

名医の条件とは

 患者と自分に正直であること。

~がん克服~

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