【がんニュース】がん患者が凍結卵子で妊娠


2012年3月9日(毎日新聞) 国内で2例!がん患者が凍結卵子で妊娠

 

がんの未婚女性が治療前に卵子を凍結し、治癒後に結婚して体外受精を行い、妊娠したケースが国内で2例あったことが8日、分かった。内1例は昨年出産していた。がん患者の卵子凍結による妊娠例は国内で始めてという。

 

加藤レディスクリニック(東京)によると、07年3月に悪性リンパ腫の未婚女性(当時30歳)が、治癒後の出産を希望し、卵子7個を採集して凍結保存した。半年後にがんが治り、10年5月に結婚したが、卵管の障害で自然妊娠しなかった。そのため11年8月、凍結していた卵子3個で体外受精。2個が受精し、うち一つを凍結させ、今年1月に子宮に戻し、妊娠した。

 

また、藤野婦人科クリニック(大阪)によると、白血病の未婚の女性が治療後に、凍結卵子で妊娠、昨年出産した。

 

同日記者会見した加藤レディスクリニックの竹原祐志副院長は「がんの患者さんが、家族を持つことを治療の励みにしてくれればうれしい」と話している。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

オフィシャルサイトに戻る