がん克服 【食事療法が示す驚きの効果】


がん克服を目指しての対談

致知10月号で対談された済陽高穂先生と、村上和雄先生のプロフィル

済陽高穂(わたよう・たかほ)西台クリニック院長

昭和20年宮崎県生まれ。千葉大学医学部卒業後、45年東京女子医科大学消化器病センターに入局。48年国際外科学会交換研究員として米国テキサス大学外科教室に留学。平成6年都立荏原病院外科部長に就任。15年都立大塚病院副院長に就任。18年から千葉大学医学部臨床教授を兼任。20年三愛病院医学研究所所長、トーワム小江戸病院院長、西台クリニックを開院し院長として現在に至る。著書「図解40歳からは食べ方を変えなさい!」(三笠書房)「今あるガンが消えていく食事」(マキノ出版)など多数。

村上和雄(むらかみ・かずお)筑波大学名誉教授

昭和11年奈良県生まれ。38年京都大学大学院農学研究科博士課程卒業後、オレゴン医科大学研究員(生物学教室)。44年バンダービルト大学医学部研究員・同大学助教授。53年筑波大学応用生物学教授。平成11年国際科学振興財団理事・主席研究員。20年全日本家庭教育研究会総裁。遺伝子工学で、世界をリードする第一人者。58年に、高血圧を引き起こす原因となる酵素〈ヒト・レニン〉の遺伝子解読に成功。パスツール研究所やハーバード大学を抑えての快挙であった。平成8年稲上正氏と共同で日本学士院賞受賞。著書「バイオテクノロジー遺伝子工学先端技術」「化学ってどんな科学」「科学は常識破りが面白い。偏差値秀才には限界がある」「見えた命の底力」「アホは神の望み」など多数。

がん患者が増え続ける日本

済陽「欧米はがん死亡率が低下しているが、逆に日本はがん死亡率は増加し、死者数もこの三十年で三倍に増えています。がん予防・がん患者の〈がん克服〉の為に食事療法は必要です。」

自然治癒力を引き出すのが名医

済陽「私は消化器がんの手術で高名い中山恒明先生のもとで腕を磨こうと、弟子入りいたしました。昔気質のところのあるとても厳しい方でした。朝7時半から回診が始まって、9時から手術がスタート。それがだいたい夕方まで続いて、その後18時から症例検証、夜の回診を終えて病院を出るのはいつも23時頃でした。これを毎日課せられるわけですよ。正月元旦でも9時から回診でした。・・略・・アメリカ留学中にお世話になったトンプソン教授(後に米国外科学会会長)には、医師というのは、売名行為や金儲けの事を考えてはいけない。。患者に本当の恩恵を与えるのが医療である、と言う事を厳しく言われました。ですからこれはそのまま私の信条になりました。」

村上「済陽先生はいい師に出会われましたね。」

済陽「人生というのは、やはり出会いですね。それには運不運というのもあるかも知れませんが、やはり運を引き寄せるだけの努力は絶対に必要ですよ。」

済陽「中山先生はこうもおっしゃっていました。医師が自分で治すなどと思いあがるな。患者さんがもともと持っている治癒力を引き出すのが名医だと。私もようやく先生が言っていたことの意味が分かるようになった気がします。自然治癒力という夢みたいなことばかり考えている事に疑問を覚える方もいるようですが、一方で食事療法における研究は着実に進んでいると思います。ですから、その幅をどんどん広げていくことが、がんをはじめとする難病を癒す道だと信じてこれからも普及に努めたいとおもいます。」

村上「さらなるご活躍を期待しております。」

がん克服への道・食事療法

 

 

 

 

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