【がんニュース】甲状腺がん 海藻食べ過ぎるとリスク


2012年411日(毎日新聞) ガンセンター5万人調査 閉経後の女性3、8倍

 

閉経後にほぼ毎日海藻を食べる女性は、週2日以下しか食べない女性と比べ、甲状腺がんの一種の乳頭がんになるリスクが3,8倍になるとの研究成果を国立ガンセンターなどが11日、発表した。欧州のがん専門誌に掲載された。

海藻に含まれるヨウ素は、生命維持に欠かせないミネラルだが、取りすぎると甲状腺がんの原因になる可能性が報告されている。

研究チームは、9府県の40~69歳の女性約5万人を対象に90年代から約14年間、追跡調査した。この間、134人が甲状腺がんになり、うち乳頭がんが131人だった。

海藻を食べる頻度を▽週2回以下▽週3~4日▽ほぼ毎日・・の3グループに分け、甲状腺がんの発生率を比べた。 その結果、海藻をほぼ毎日食べる女性が乳頭がんになるリスクは、週2回以下の女性と比べると3,81倍で、週3~4日でも約2倍となった。一方、閉経前の女性は海藻を頻繁に食べてもリスクは増えなかった。

研究チームの国立環境研究所の道川武紘研究員(公衆衛生・免疫学)は、「閉経後にリスクが高まるのは、女性ホルモンの濃度の変化などが関係していると考えられ、今後さらに研究を進めたい。海藻を必要以上摂取しないよう気をつけた方がいい」と話している。

【がんの名医図鑑】佐藤健吾(さとうけんご)先生


日本には「がんの名医」と謳われる医師は沢山います。当会では、皆様からの投稿を踏まえて国内の名医をご紹介しております。

サイバーナイフを開発した、スタンフォード大学脳神経外科のジョン・アドラー教授の指導を受けるため渡米。(1986~1989)国内に装置が3台しかなかった黎明期から(2000年)サーバーナイフの治療を行ってきた。

サイバーナイフ治療のスーパードクター

浜松医科大学卒業(1980年)

帰国後、岡山旭東病院脳神経外科、新緑会脳神経外科サイバー治療担当を経て

2006年新緑会脳神経外科(横浜サイバーナイフセンター)院長に就任。

佐藤先生が院長を勤める横浜サイバーナイフセンターは、年間の患者治療数で、世界一

の治療数を誇っています。同センターを訪れる患者は2~95歳までと幅広く、治療時間

は20分~1時間程度で日帰り。喉頭がんで治療を受けた93歳の患者は、3日間の通院

後に晩酌が出来るまで回復した。

 

【サーバーナイフ治療の特徴】

「サーバーナイフは、脳腫瘍など首から上のがん治療に使う最新の放射線治療器で、2台

のX線カメラで病巣をとらえ、巨大なロボットアームで照射し最大1200の方向から

0,2mm以内の誤差でがんのみを狙うもので、従来、脳腫瘍の直径3cm、容積15ccが限界

とされていましたが、6cm、100cc以上の腫瘍が治療可能。」

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