がん克服【遺伝性がん情報を登録】


診療や予防に活用

 遺伝性の乳がんや卵巣がんの発症にかかわる遺伝子の検査を受けた人の情報を、全国の医療機関から集めてデーターベース化する登録事業が始められた。遺伝子性の乳がんや卵巣がんは、米女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが乳房を予防切除したことで関心が高まったが、日本の発症率や診療成績などのデーターは不足しているため、全国規模で登録データーを解析し、患者の診療や予防に役立てる。

全国40機関の検査と発症

 登録は「日本HBOCコンソーシアム」が実施。全国から40機関が参加する。
対象は、乳がんや卵巣がんの発症にかかわる「BRCA]という遺伝子について検査を受け、同意が
得られた人。各施設が倫理審査会の承認を受けた後、匿名化した情報を今年8月までに入力する。

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