【がんニュース】子宮頸がんワクチン厚生労働省方針


2010年8月5日(毎日新聞)子宮頸がんワクチン厚生労働省方針 接種費、特別枠で要求

 

要求厚生労働省は11年度予算概算要求の特別枠で、20~30代に増えている子宮頸が

んのワクチン接種費を要求する方針を固めた。子宮頸がんはワクチン接種による予防効果

が期待されているが、健康保険がきかないため、予防に必要な3回の接種にかかる約5万

円は全額自己負担になる。独自の補助制度を始めた自治体もあり、長妻昭厚労相は4日の

参院予算委員会で「予防ワクチンの公的助成を予算要求したい」と述べた。

 

子宮頸がんは性交渉によるウイルス感染が原因で、年間約1万人がかかり、約3千人が死

亡すると推定されている。7~8割の女性が一生に一度は感染するとされ、大半は1年以

内に消えるが、感染が続いた場合、10~20年で発症する。ウイルス感染前の予防接種

で死亡リスクは大幅に下がるとされる。

ワクチンは昨年12月に国内販売が始まり、厚労省によると、全国126市区町村(6月

末現在)が小学5~中学生を対象に独自の補助制度をも設けている。

 

民間団体などの試算では、中学1年生の女子全員に接種した場合の経費は約200億円と

いう。

 

 

 

 

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