がん克服 【白血病治療に朗報】
- 2015年10月25日
- がんニュース
末梢血提供条件緩和 移植増に期待
厚生労働省の専門委員会は23日、白血病などで行われる非血縁者間の末梢血幹細胞移植で、血液の提供者を緩和する事ことを承認した。末梢血は主に腕から採取するため、提供者の体の負担が少なく、厚労省は移植の増加を期待している。
日本骨髄バンクは12月にも緩和した条件を適用する方針だ。
厚労省によると現行は、血液の提供者と患者の血液の白血球の型が完全に一致する事をもとめているが、一部分の不一致でも移植を認めるように緩和。提供者が要する通院時間の条件も撤廃。採取時に医師の立会を必要としていたが、看護師だけでも認めることとした。
末梢血管細胞移植は、血液のもとになる造血管細胞を健康な人から集め、白血病などの患者に移植する。
全身麻酔が必要な骨髄移植の提供に比べ負担が少ない。
末梢血とは
血管の中を流れている通常の血液。
骨髄や脾臓・肝臓にプールされている血液や、リンパ、組織液などの血液と区別するために末梢血とよぶ。
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