がん克服【禁酒で再発抑制】食道がん
- 2016年08月25日
- がんのお話
早期食道がん患者を追跡調査
京都大学の武藤学教授らの研究チームが、早期食道がん患者330人の追跡調査による研究結果を発表した。その結果「早期の食道がんは禁酒すれば、再発の割合が半分に抑制される」と位置付けられた。論文は、米国消化器学会誌に掲載された。予防と、治療後の生活指導に役立つとされる。
チームは、国内で内視鏡治療を受けた早期食道がんがんじゃ330人(平均年齢66歳)について、全国16施設で最長80ヶ月間の追跡調査をし、患者の食道内を半年毎に内視鏡検査とアンケートを実施。
結果、食道がんの予兆とされる「異型上皮(前がん病変)」の発生程度には、飲酒などが関連している事が判明した。また、禁酒している患者は飲酒している患者に比べ、別の部位に食道がんのが発生する程度が53%抑制され、特に異型上皮が食道内で多発している患者の場合、77%の抑制がみられたという。
~がん克服~
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