がん対策 【すい臓がん早期発見に朗報】


血液検査で目印物質を特定

このほど、国立がん研究センター(東京都)の本田一文ユニット長らのグループが、英科学雑誌サイエンチィフイック・リポーツに、「手術が可能な比較的早期のすい臓がんの目印となる物質を特定した」と発表した。

膵臓がんは、発見が難しく、難治療の代表格だ。自覚症状もなく発見された時は末期ということが多い。現在CA19-9という物質を目印として使うことがあるが、早期での発見には適しないと言われている。

グループは米国立がん研究所との研究で、コレステロールの形成に関与するたんぱく質「ApoA2」の一種が、ステージ(進行度)1や2のすい臓がん患者の血液では、健康な人の6割まで減少している事を確認した。日本人の血液検体でさらに調べると、早期のがんのほか、慢性膵炎など、がんにつながる危険性がある病気も識別できたという。

実用化が可能かを検証

実用化が可能か。高価な機械を使わなくても血液検査ができるキットを作成。神戸大学と協力して、健康診断の受診者のなかで、希望者に健診を受けてもらい検証を始める。

~がん克服のために~

 

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