代替医療−補完代替医療が医学の世界でも注目されるように−

 米国国立衛星研究所日本では金沢大学など3大学の医学部や薬学部に補完代替医療に関する学会や専門講座が誕生しているものの、国家的取り組みは海外に遅れをとっております。

 その一方で、米国ではNIH(国立衛生研究所)でCAMの研究に、年間300億円以上の国家予算を割り当てています。米国のように、一日も早く国家的に予算をつけ、取り組んでもらいたいものです。

補完代替医療(CAM)とは?

補完代替医療(CAM)の範囲は非常に広く、サプリメント(健康補助食品)、ハーブ療法(ハーブティ、アロマセラピーなど)、中国医学やインド医学などの伝統医学、ヨーガ、指圧、マッサージ、リフレクソロジー、音楽療法、園芸療法、芸術療法、温泉療法、磁気療法、運動療法など、様々なものがあります。

WHO(世界保健機構)によりますと、世界の健康管理業務の65〜80%が西洋医学以外の「伝統医学」によって行われています。つまり、伝統医療を用いている人の方が、西洋医学を受けている人よりずっと多いということです。米国では約4割、日本では約7割の人が何らかの形でCAMを利用していると言われています。

厚生労働省の調査

「がん」と診断された人の約半数は数年以内に病状が進行したり、再発したりして亡くなっているそうです。その為、多くのがん患者は病状の進行を遅らせたり、和らげたりするために様々な補完代替医療を利用しています。

厚生労働省は、2001年から、補完代替医療の利用実態調査を行い、その中で全国のがん専門病院の患者を対象にアンケートを実施しました。調査の結果、がん患者の約45%が補完代替医療を利用していることが明らかになりました。

どういう人たちが利用しているか

○60歳以下の人
○女性
○大学卒以上の高学歴の人
○ホスピスや緩和ケアの受診患者

どういうものを利用したか(複数回答)

○健康食品 96.0%
○気功 3.8%
○灸 3.7%
○はり 3.6%

利用の目的(複数回答)

○がんの進行抑制 67%
○治癒 45%
○症状の緩和 27%
○通常医療の補完 21%

厚生労働省は、この調査でも判る様に多くのがん患者が代替医療を行っている結果を遵守し、国家的に補完代替医療に取り組んで欲しいと思います。

西洋医学と免疫療法

国立がんセンターの中面哲也(なかつら てつや)機能再生室長は現在、がんに対する免疫療法の安全性と有効性を科学的に確認する為の臨床試験に取り組まれています。

その臨床試験の結果、人間の体内には、がん細胞やウイルスに感染した細胞を殺す「キラーT細胞」と言うものがあり、この細胞は細胞の表面にある「ペプチト」と呼ばれる小さなたんぱく質を見分け、特殊な「ペプチト」を出している細胞を攻撃するという事が分かりました。

がん細胞が出している「ペプチト」を見つける事が出来れば、副作用の無いワクチン療法が可能になるわけです。すでに、肝臓がんの目印である「グリピカン3」というたんぱく質のペプチトが発見され、大腸がん、すい臓がん、乳がん、食道がんなどの目印になる「HSP105」というたんぱく質の有効性も検証済みだそうです。

当会では、新聞、各種学会等で発表された研究、論文等を随時ご紹介してまいります。

ガンを克服する会−自然治癒を目指して、体験者からのお便り便